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2006.10.08

秋休みの自由実験”ヨリと斜行”

手紡ぎ歴10日そこそこの初心者である私が、どうしても糸のヨリの方向と斜行の関連性がわからず、ここに実験を試みました。
これについてはすでに、teaさんの10/4〜10/7の実験で、とても興味深い結果を紹介して下さっているので、前もってお知らせします。

ここから、実験について書きまする。

●用意した糸について
・包(パオ)さんで購入した10gミニパックの原毛2色を以下の通りに紡いだ糸。
   Sヨリ単糸、Zヨリ双糸(S+S)、Zナバホヨリ(S+S+S)
   Zヨリ単糸、Sヨリ双糸(Z+Z)、Sナバホヨリ(Z+Z+Z)

・単糸にはそれぞれ、よれが見られたのでお湯に通してヨリ止め。双糸とナバホにはより合わせた時点でヨレは見られなかったものの、状態をそろえるために同じくお湯通しを。

■行程1■ 試し編み

061008_1

<編み地の考察>
Sの単糸は若干左に流れる斜行が見られる。Z単糸はほとんど見られない。双糸、ナバホには全く見られない。
S単糸は、実は少し縮れが見られる。糸を縒る時に回転をかけすぎたか、ヨリ止めがうまくできていなかったか、なのかと思う。(かせがうねるような現象は見られなかったが)斜行が見られるのはそのためか?Zは意外にも斜行が無いように見える。teaさんの実験結果と似ていると思う。


■行程2■水通し
水に通すと、糸に加えられたヨリが戻ろうとするので斜行が現れる、との事。それを試してみるべく、水の中に放り込んで、押したりせずに羊毛自ら水を吸い込むまで放置。5分くらい置いた後、タオルで挟んで脱水。

061008_2

本当だ!斜行が現れた!これもteaさんの実験と似ている状態かと。特に、もともと少し斜行していたS単糸はとんでもなくよれ曲がっている。Zの方が控えめに斜行。双糸とナバホは、案の定変化なし。

■行程3■ フェルト化
フェルト化させると斜行が戻るかどうかの実験。熱いお湯に浸しながら石けんをつけてごしごし。時間にして1〜2分かな。特に形を整えようとせず、ただゴシゴシとした場合にどうなるのかを見届けようと思った。

061008_3

水通ししたときに比べて、微妙に斜行の角度が緩んでいます。ただ、斜行が消えたとはお世辞にも言えないような状態。もしかしたら、形を整えながら洗う、もしくは形を崩さないように巻きすで巻いてフェルト化、などをすれば良かったのかもしれない。ただ、その場合、ウェアものを編んだときに洗濯に非常に気を使う事になるので、ウェア以外のもの向きかも。

フェルト化した編み地は、その後、ぐいっと引っ張って形を整えて、乾燥させています。これでまた、新しい結果が出るかな?


●実験を終えて
・今の所、私の手では単糸を作品にする場合は注意が必要。洗濯を必要としない作品を編むか、ヨレを味にできる作品を編むか、どちらかの選択となる。
・まだ糸を安定した太さで紡ぐ事ができないが、単糸ならばZヨリの方が、まだ編み地が安定するらしい。
・紡ぐのに掛かった日数は4日なのに対して、編むのは1日、しかも数時間。ちょっと切ない?
・やっぱり編み地は単糸が好き。
・安定した糸を紡げるようになったときには、違う結果が出るかもしれない。

・フェルト化させた編み地、補正が効くのか?乾燥後が楽しみ。
・↑補正が効いたとして、再度洗濯したときにどうなるか検証の必要あり。

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コメント

ただいま帰りやした!^^
この記事・・・アンビリーバボー!!@@
がみっちょん、実験お疲れ様♪
となると。。やっぱり手編みマニアとしては、単糸ではなく双糸で!?なのかな??(ただ、その傾斜も計算づくの変形物も編みたい欲望もある!!)
ん~編みと同じく、カナリ奥深さを感じて底なし沼だね★

で、今日は1日AVRILに入り浸ってたんだけど、うきちゃんと私が購入したスピンドルって、先がカギになってないし輪っかにもなってないのね、棒の先端に切り込みが入ってるだけなので、ヒジョ~に紡ぎにくいと感じてたんだけど、今日はその防止策を習ったよ^^vあとね、やっぱAVRILでも「アナンダ」を勧められたわ!?(爆)紡ぐと言えば「アナンダ」らしいよ~♪がみっちょん!今月中に突撃するぞよ!!^^v
まだ書きたい事があるから、明日ね~♪

がみさん、すごいですよ!
これは「秋休みの自由研究」発表で、必ず金賞ですよ。発表会では、パネル展示されるくらいの内容です。編み物がこんなに科学的に検証されているなんて、HOBBYの域をかなり超えていて、編み物をしない私も今日に深く見入ってしまいました。こうしながらご自分に合った編み方や編むときの注意を覚えるんですね。さすが「もの作りする人」ですね。

>あーちゃん
おかえり〜。実験は楽しかったんだけど、謎はまだまだ奥深いのよね〜。わたしはやっぱり単糸が好きなので、単糸を上手に扱えるようになりたいなあ。

スピンドル、私のにはヒートンがついてるんだけど、着いていないと難しいだろうなと思うよ。でも、策を教わったんだね!ちょっと知りたい。
アナンダ、行こうね!紡ぎも教わりたいんだけど、来月の「フリース荷開き祭」ってのも気になるんだ。

>みるくじゃむさん
金賞?!やったー!(笑)いやいや、でも、これではまだ、「こーしたらこうなりました」の域なので、「こーするためにはこーする必要があると言う事がわかりました」まで辿り着きたいのです。若葉マークが大きな口たたいてますが、、、。みるくじゃむさんにまで楽しんでもらえたなんて、うれしくなっちゃいます。もっとがんばろっと!

ン~、しゅごいでしゅ~。
実はrowanのオールドデニム(超斜行、お墨付き)で指の掛け方実験をしたのだけど、全然期待通りの事が起きないんでブログに書こうかどうしようか考えています。
洗濯機&乾燥機なんだけど、もっと斜行がわかりやすく出る方法があるのかな?
まあ、とりあえず今週中に書こうとは思っているのだけど。
ところで、ヒートンもしくはかぎが無くてもOKな方法をbaruさんに伺っていました。
baruさん曰く、SもZも紡ぐならどちらも無い方がよいようです。
えっと、ただわっかにして引っ掛けるの。
すでに紡いだ糸(最初は補助の糸)を輪にして、軸に羊毛側が上になるように引っ掛けるの。
そうすれば羊毛側の糸がすでに撚ってある糸を締めてくれるのでずり落ちません。
言葉にするとめんどくさ~い。
あとでブログに載っけておきます。
アナンダ、同行願いたいぞ!

確かにスピンドルはノッチ(切れ込み)がないほうが紡ぎやすいですね。
ぶら下げるヒートンだとSでもZでもどちらでもできるんですが、ノッチの場合は紡げない向きもありますし。
で、ひっかけがない場合の糸の留め方ですが、
http://teaangelique.blog10.fc2.com/blog-entry-361.html
↑こちらに出しています。これはZ撚りの場合ですね。S撚りの場合は逆にしないとほどけます。

がみさん、実験ご苦労様でした。がみさんの実験も私のやったものとよく似た傾向が出たんですね。なんだかびっくりです。単糸の糸はS撚りが基本って教わったんですが、やってみるとなんだかな~って感じですね。さて、フェルト化してきれいになったS撚りの編地は再度ぬらしたらどうなるか、ちょっとやってみますね。

>うきさん
指の掛け方の練習〜?それってアメリカ式とかイギリス(?)式とか、そういうの?難しそうだなあ。
斜行がでないなら、オールドデニムとうきさんの相性が良かったんじゃない?

ひっかけの無いスピンドルへの糸の掛け方、なるほどね。どうやるんだろな、って思ってたんだけど、これだったら菜箸でも作れそうね〜。

>teaさん
切れ込みがある・無しで紡げない向きもあるんですか!驚きです。糸の掛け方、とってもよくわかりました。納得です。ありがとうございます〜。
ヨリの方向はSヨリが基本、、、、なぜそうなったんでしょうね?それって、機織りの機械の事情とかが絡んでいるのでしょうか?Zヨリだと機織り機にかけられない理由があったりとか、、、?単糸Sヨリ説には何か訳があるはずですから、それをぜひ知りたいものです。

織りの糸がS単糸っていうのはホームスパンテクニックに書いてありますよ。紡ぎ車から木枠に巻き取るときもきちんと方向があるんです。それから整経台を使って縦糸を整経するときも、そのようにしないと撚りが戻るんです。つまりすべての作業においてS撚りのよりをかけながら作業しているんです。逆にしてしまってよりを戻すようになってしまうと、織り機にかけて織りをしている最中に縦糸が切れやすいという現象が起きるからなんです。

>teaさん
そうですよね、機の場合はヨリの方向に決まりがあるんですよね。もっとも、機の詳しい事はちっともわかっていないのですけど^_^;
関係ないですが、うちでは最近、段ボールの箱を利用して、機織りもどきを子供に遊ばせています。楽しいみたいで、結構夢中になって遊んでいます♪

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