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2007.02.28

紡ぎワークショップ

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25日日曜、うきさんと共に、和棉の第一人者である、田畑さんの綿紡ぎのワークショップに参加して来ました。↑写真は初めて触れた、種付きの和綿です。今回の目的は、太い糸の紡ぎ方を覚えること、綿に適したカーダーの掛け方を教わる事。
当日は家を出たのが7時半、平日よりも早起きして、平日よりも早く家を出て、今年一番の寒さ(かな?)の中、遠くまで足を運びました。

参加者は20名程。紡ぎの初心者がほとんどだったけど、みんなそれぞれの思いがあって綿に辿り着いたのだそう。畑で育てた綿をどうにか形にしたい人、物書きさん、オーガニック商品を扱っているお店の人、いろいろでした。

10時、ワークショップ開始。まずは種付きの棉を手渡され、手で種と棉を分ける、そして棉を手で広げてのり巻き状に丸めます。
 <広げた棉>
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このあと、竹こま(スピンドル)を使って早速糸紡ぎ開始。(写真撮り忘れ)いつもの紡ぎ方と違って、竹こまを右手で水平に持ち、左手に持った棉を引き出すようにして撚りをかける。撚りの方向もいつもと違ってS撚り。綿はS撚りに紡ぐ事が多い事を、初めて知りました。

この後、綿くり機の実演に。ハンドルをクルクル回すと種が手前に、棉が向こう側に、きれいに分かれる。なんて気持ち良いんでしょう。
 <棉くり中>
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取り出した棉は、この後、弓打ちして空気を含ませます。田畑さんが弓をはじくと棉がほあ〜っと辺に飛びました。
 <弓打ち>
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 <できた棉>
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空気を含ませた後は一升マスの裏を使って篠にしました。田畑さん流はしっかりきゅっと巻いていました。できた篠は押さえると棉の弾力で指が押し返されました。
 <篠にする>
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弓打ちは、道具の販売はあれど、なかなか自宅ではできないので、カーダーの使い方も教えて下さいました。今まで、私はしっかりと葉を噛み合わせて綿をとかしていたのだけど、田畑さん流は「葉が噛み合わさるか合わさらないか、の所でそっととかす。4回くらいが適当」との事でした。
実演して下さると、わあ、自分のやり方と全然違う!これは練習しなくては、と思いました。

この辺りまでで午前中は終了。日本古来の道具の紹介と使い方、竹こまでひたすら紡ぐ、の午前中でした。
お昼はうきさんと近所でおにぎりを買って来て、部屋で食べました。すると、同じように買って来て食べる人、お弁当を持って来た人が自然と輪を作っていろんな話をする事ができました。

午後はチャルカの講習。組み立てから使い方までを教わり、後はひたすら紡ぐ。前にアナンダで触らせてもらった時は、綿に触れること自体が初めてだったのもあってか、ちっともうまく紡げなかったのだけど、できるできる!竹こまを使っている時に、引っ張りすぎなければ太い糸にならない事が感覚としてわかって来ていたので、同じ要領で紡ぐと、太くて優しい糸ができました。
 <夢中で紡ぐの図(うきさん)>
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紡いだ糸は、最後にかせ上げまでしました。それにしてもチャルカという道具は、小さな魔法の箱です。組み立てて紡ぎからかせにまでできる、そしてこのコンパクトさ、移動防止の棒まで付いていると言う細やかな気遣い、すばらしいと思います。
 <紡いだ糸>
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そうそう、ずーっとその構造が謎で仕方なかったダヌシュチャルカも実演して下さいました。なるほど、そういう具合に回転させる訳ですね。
 <ダヌシュチャルカ>
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それから、会場の片隅には手紡ぎ糸の作品と本が並べられていました。
 <手紡ぎ作品と本>
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作品の中で、一番気に入ったのは手織りの産着。着倒したかのようなくったり感とデザインにぐっと来ました。
 <産着>
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楽しい時間は過ぎるのが早い。一日はあっという間に終了したのでした。こんなに集中できて、わからなかった事はしっかり覚えて、実りあるワークショップでした。参加者の皆さん、会場の方、田畑さん、ありがとうございました。うっき−、おつかれさん!


会場では、うれしい物がいくつか手に入りました。
参加者の畑で取れたコットンボール、こんなに触ったのは初めて!それから、ワラビゼンマイの繊維。その昔、綿が高価でなかなか買えなかった時代、棉にワラビゼンマイの繊維を混ぜて紡いだそうです。棉よりもずっと短くて綿と混ぜても紡ぎ難かったけど、とてもあたたかい印象の糸になりました。(糸はワラビゼンマイを下さった方に差し上げました)
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そしてうっきーから緑の綿と茶綿の種(左下)、田畑さんから和棉の種(左上)。今年はベランダを綿で一杯にしよう。
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最後に、自分で紡いだ綿を比較してみます。
左/タクリで紡いだ綿(コーヒー染め)、真ん中/ワークショップで紡いだ和棉、右/ワークショップ後に紡いだアナンダのプーニー。右に行く程太くてほんわりした糸になりました。紡ぎたかった糸に近づいて来ているようでうれしいです。
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コメント

おはよう、楽しかったね。
この後、やっぱり精錬と染めの順序がわからなくてさ、検索掛けまくったよ。
今は緑綿とぜんまい(!注意)とのトリコだし~!
羊毛は紡ぎたいし、編物はしたいし、仕事は許容範囲超えたし。
ああ、やっぱり仕事している場合じゃないかも、でも図面書きは好き♪

>うっきー
おはよ。精錬と染めね、検索かけるとそんなに数は多くないけど、ちゃんと丁寧に説明してくれている所があるから参考になるよね。webが無かったら、何もわからないままだったよ!
ゼンマイ(ね!)は、ほこりが出ちゃうから、お休みの日まで待ってるんだ。今はひたすら茶綿紡ぎの練習してるよ。カーダーもちょっとは上手になったかな。
仕事してる場合じゃないよ、紡がないと編めないじゃない!”本業”忘れちゃダメでしょう(笑)

全くです(爆)

講習レポお疲れ様!夢中になって読んだよ♪正直、こんなに満載な講習内容だとは思ってなくてビックリした!!機会を見て、やっぱり私も旦那と行ってみるね^^v

和綿の種も初めて見たし(毛虫の赤ちゃんみたいで可愛いね!)竹こまや弓や一升マスの登場にも口がアングリ(なにそれ!?@@)ダヌシュチャルカも初めて聞くな~なんかこういう工程を見てると、同じ畑繋がりで米を収穫~精米するまでみたい!って思ったり^^
そんで、田畑さんが着ている織りなのかな?の上着が何ともオシャレだね~もちろん綿なんだよね?産着も赤ちゃんには着こなせないでしょう!?ぐらいスッテキ☆
靴下の方は手編みだった?そっかぁ~こういうの見せられちゃうと、何でも色染めりゃあイイってもんじゃないんだな。。元のくすんだ生成りってなんてオシャレなんだろう。ってちょっと考え直しちゃった。
綿の色っていろいろあるんだね~!そんでチャルカは買わないのね????

最後の紡ぎ比較写真・タクリは私の羊毛紡ぎみたいにギューギューだけど><(笑)けど後のふたつはフアッフア~じゃん^^vそっかぁ、綿もこんな風に紡げるんなら私も買うわ!!じゃあ、ちょっと金の羊へ行ってきま~す♪あと夕方メールするから待っちょれよ^^

いろんな思いの濃~い講習レポお疲れ様でした。
篠が出来るまでの過程やダヌシュチャルカの実演、
特にゼンマイと綿の糸興味あります!
糸の比較をみると「何かを掴んだ!」感じで
良いワークショップだったようですね♪

うっきーと楽しく綿ぼこリになってきたのね♪
じっくり読ませてもらったよ~。ダヌシュチャルカの仕組み、いまいち理解してない私なんだけどあの竹を持って回転させるの?単純なようで複雑じゃ~。
和綿もかわいいね♪産着を自分で布から作るなんてかっこいいよな~。
そうそう、こないだチャルカはS撚りにしかならないって言ってしまったけど糸の掛け方でZ撚りになりますです・・・ごめんち。
私もいろんな綿で紡いでみたいな~。でもカシミヤ紡いだ後綿に戻るとあっけない素朴さにちょっと切なくなるんだよな。片思いの彼にそっけない態度されたみたいな・・・。

濃厚なレポを楽しく読ませてもらいました~♪綿の世界も奥深いのね~まだ踏み込んだことのない未知の世界にどきどきですわ!!
がみちゃんの紡ぐ糸の変化が顕著ですごいね。ほんと、右のはほわっほわ~♡
市販のコットン糸とはぜんぜん違うのね。ああ、今度生で見せてね~!

ほんと意義あるワークショップでしたね!
最後に紡いだ太めの糸、このほわほわ感はメリーノウールにも劣ってない! すごい〜〜

私はなんでも独学でなんとかしちゃおうと思いがちなんです〜。
こういうレポを見せてもらうと、「こりゃいかん!」ってやる気がわきますわ!ありがとうございます。

>あーちゃん
読んでくれてありがとう。旦那さんと参加したい??わ〜、それって楽しいだろうな。

綿の種はかわいいよ〜。5月に蒔くのが楽しみ。ちゃんと芽が出てくれますように、、、。

田畑さんが来ているのは手紡ぎ綿の手織り服で、柔らかくて着心地良さそうだったよ。去年は織りにうんとはまっていて、織りばーっかりしていたんだって。
赤ちゃん靴下は手編みだったよ。それと、チャルカは買わないよ〜。だって、スピンドル面白いんだもん♪やっとふわふわした糸を紡ぐコツがつかめて来た所だし、もうしばらくは夢中でスピンしてるよ。

>joujoukaさん
ゼンマイはびっくりしたよ。すごくぼそぼそしてて紡ぎ難いのだけど、確かに繊維になってる。それを昔の人は高価な綿に混ぜて大事に紡いでいたなんて、その当時の人の気持ちとか考えると感慨深い物があります。

当日はいろいろと勉強になる事が多くて,ちゃんと教わる事の大切さを思い知らされたようだったよ。

>maryちゃん
そうそう、綿まみれになってきたよ(笑)
ダヌシュチャルカは説明は難しいけど、見ると本当に単純な構造。スピンドルを手で回すかわりに、竹でしごいているだけ。田畑さんは、これがあまりに簡単な構造なので、販売はせずに、「各自で作って下さい」と勧めているんだって。

綿を片思いの彼に例えるなんて、、、、maryちゃんは詩人だね!

>senさん
綿、奥深いよ!素朴で気持ち良いし、夏場に備えて紡ぎためたいな。

紡いだ糸は、比較すると違いが良くわかって面白かったよ。市販のコットン糸とは全く違うね。羊毛と同じで、多分手紡ぎの方が大分軽いと思う。空気をたくさん含んでいて、汗を一杯吸ってくれそう〜。

>たえこさん
メリーノウールに劣ってないだなんて、うれしいわぁ♪この調子で紡ぎ続けられるようにがんばらなくちゃ!

私もたえこさん同様、独学派!というか、、だまって人に物を教わるとか、教わった通りに物事をこなすとか、そういう事ができないのです^_^;でも、なんでかな、綿はちゃんと教わりたいと思ったみたい。成果が結果に表れてくれたのでかなりうれしい〜!謙虚な姿勢って大事ですね。

今日ね、めっちゃ早起きして緑の綿スライバーを超軽量のスピンドルで紡いでみたんだけど(昨日の晩届いた)。。。羊よりフアっフア~で可愛くて面白いね♪♪あんまり面白くって夢中になっちゃてね、会社遅刻しそうになった><カシミヤも届いたんだけど、触り心地が綿とソックリ!!

そして綿紡ぎだけど、細く均一に紡ぐほうが簡単で、がみちゃんの習得した太く均一に☆って方が断然難しい事を既に体で実感したよ^^
私も太めで均一にしたいんだけど、何となくコツがつかめた感じ!すぐに追い付くから待ってろよ~(笑)
帰ったら、羊毛とはテンション変えて紡ぎ車でもやってみるんだ♪
はぁ~何を紡いでも楽しくって止まらないね><最近ね、家で「毛オバケ」って言われてる・・がみちゃんも言われない?(爆)じゃっあね~^^

>あーちゃん
コメント遅れすぎました。ゴメン!
綿の紡ぎは順調?私はここ数日、ちょっと忙しかったのでほとんど紡いでないので触りたいなあ。細く紡ぐのは割とできるんだよね。でも、太くて強度を保ちつつ、ふんわりした糸にするのが難しい。「できた!」と思ってても、かせにする時にぶつぶつ切れたりするから、撚り加減がまだ掴めていないんだと思う。う~~ん。カシミヤって綿とさわり心地が似てるの?カシミヤはまだ未体験ゾーンなんだ。さすがあーちゃん、いろいろやってるね。
紡ぎ車で綿は紡ぎやすいのかな?撚りをかけるのは楽なんだろうなあ。でも、負けてないからね!この次会う時は思いを込めた綿糸の見せあいしよう!!
毛オバケかあ、、、(笑)うちではそんな風には呼ばれないなあ。羊毛や綿のことを、みんなひっくるめて「もしゃもしゃ」と呼んだりはしてるけどね~。

がみちゃん、久しぶりーー。
なんだか楽しそうだね。
うきさんがとっても夢中になってる姿がすごく可愛い!
どんどん極めていく紡ぎがすばらしいね。
またいろいろ見せてね。

Wow, I love your pictures and sure wish I could translate.
This class looks amazing.
Thanks for sharing the pictures.
Holly

>hiiragiさん
お久しぶりです〜。この記事も随分古くなっちゃいました(笑)今は綿を紡ぐのが楽しくて、白、茶、緑の綿を紡いで玉に巻いている所です。もうちょっと紡いだら、何か作品が作れるくらいになるかも〜。

>HollyEQQ
Hi!Thank you for your comment.These pictures are larnning of spinning of cotton.The teacher Mr.Tahata is keeping rare japanese cotton.It was amazing experience.
Your site is verry colorful and beautiful!!
(Sorry my bad english....)

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